こういう仕事をしていると天気のことをいつも気にしているが、いつもなら前の 冬とか秋の天気の事など覚えていない。でも去年の秋は暖かかったおかげでトマトがよくとれた。冬も雪は降ったけれど暖かかった。私達が心配してしまうの は、いつか怖いほど雨が降るのかという事だったが4月も暖かくて天気がよかった。おかげでスイカの生育が良くて、ものすごく忙しかった。毎年その頃になるともう少し作るの減らそうかとか考えてしまう。でもそのしんどさも収穫する頃には忘れてしまい同じように忙しい45月 を過ごしてしまう。「どうや仕事は?忙しいか?」と聞かれるけれど農家以外の人の言う「忙しい」は農家同志の忙しいとは意味が違うようで、ストレートに 「忙しいわ~」と答えると「ほんなら良かったが」と言われてしまう。農家同志なら「もう若くねえんやで無理すんなや」と返ってくる。無理はしたくないけれ ど息子たちが社会人になるまでは工夫して体と畑を維持したいものだと思う。 ()

 

作業日誌

 

近頃はネコブームとうい話をよく聞くが、カメハメハ大農場もネコブームになっている。というのも野良猫がものすごく多く、約4匹がうちの畑を縄張りにしている。おかげで今年はネズミがすごく少なく、140円 もするメロンや スイカの種が荒らされなくて助かった。肉食動物なので直接の被害はないのだけれど間が悪いと面倒くさい事もある。冬や春先はハウスの中は暖かく育苗ハウス は地中に電熱線がはいっているので特に暖かい。それでビニールのトンネルの中で丸くなって寝ていたりする。たいていは苗のない隙間やトンネルの隅っこに寝 ているので、それだけなら問題はない。困るのは私を見て逃げる時に苗を踏み散らかして走る事だ。なので私は猫を見つけるといかにして怖がらせないかと気を 遣う。放っておけばそのうちどこかに行ってしまうが、日中は天気をみてトンネルを開けなければならない。だからネコの前を通らないといけないので、そ~っ とネコのいる所に近づいて行く。不思議に思うのは、私の姿を見てすぐには逃げ出さずに、近くまで来てから急に走り出すのだ。最初から私の方をじっと見てい るくせに2mくらい近づいたら首をピクンと持ち上げ、1mくらい近づくと腰を上げて結局急に走り出す。なんなんやこいつは、早めにゆっくり逃げてくれればいいのに。それとも私の顔が近くでよく見ると怖いのか?それなら俺の嫁はんの方が・・・いや、何でもない。()

 

 

きまぐれカフェ

 

アラフィフともなると更年期障害という身体の変化が現れ、ここ数年気持も不安定なことが多くなりました。他人事に思っていたことが我が身にも重なり、以前 は出 店準備、運転、仕込み、販売、片付け、掃除など、何日でも楽しくやってきた自分自身が、今は信じられない感じです。それだけこの仕事にも慣れたということ でもあり、やり方をかえなさい!!という指令が下ったのですね。ということで、good timmingに息子達が高校大学生となり、数年は手伝ってもらえたのですが...今は娘のような信頼できる女子大生さんがバイトに入ってくれるおかげで、なんとか創業8年目を迎えました。ありがたいことです。そして毎年ほぼ同じイベントに出店し、今回もご愛顧くださるお客様と再会できました。それが近くに暮らしている方の場合もあるけれど、はるばる遠方から出店予定を確認してきて下さる方が御来店されるとなると、さらに尊敬しますし、自然と幸せな気持ちになります。本当にお客様は神様ですね。がむしゃらだった創業当初からすると、この仕事の本当の楽しみにやっと気づきはじめたのかもしれないと、元気をいただける日々に感謝です。さ~て今年は私も少し息抜きして、気になるお店をわざわざ探して、出会いに行こうかな。(和)